SADAのオーダースーツ
SADAでオーダースーツを作りました。
SADAとは
工場直販が売りの格安オーダースーツメーカー。
プロスポーツチームのオフィシャルスーツを多く作っていて、オーダースーツチェーン店舗数としては日本一とのこと。
その割に知名度は低い気がします。
ネットなどでの評判は可もなく不可もなくという感じ。
私も今回初めてその存在を知りましたが、個人的には会社名が良くないと思います。
SADAにした理由
私のスーツはスーツカンパニーや青山の既製品が主で、オーダー経験といえば今は亡きZOZOのオーダースーツしかないです。
元々既製品のスーツと変わらない値段で手に入るカスタムオーダーのスーツには興味がありました。
麻布テーラーが有名ですが、今やカスタムオーダーも色々なところがやっていて、ネットでもそれぞれの評判が見られます。
もし作るなら評判の良いゼルビーノかなと思っていましたが、コロナの中、東京にスーツ作りに行く気にはなれず、あくまで機会があればという感じでした。
では、そんな私が数あるカスタムオーダーの中で、なぜ今回対して評判も良くないSADAにしたのか。
勤務先の職場にSADAがオーダー会の外販に来てくれたから作ったという身も蓋もない理由です。
選んだというよりSADAだったという感じですね。
オーダー会の流れ
会社の会議室にSADAの店員さんが大量のサンプル持って来ていただき、1日で30人以上の社員がスーツをオーダーするオーダー会が開かれます。
勤務時間中にスーツがオーダー出来てしまうのはメリットなんですが、とにかくこちらも時間がない。
昼休みをずらしてオーダーする感じなので、ものの30分ほどで生地選びから採寸、ボタンや裏地、パンツの仕様などの無料オプション決定まで済ませてしまいました。
初めてのオーダーで元々の期待値が低く、悩む時間もないので追加オプション無しでのオーダーです。
オーダーの楽しみは何処へやら。
因みにSADAはお店に行くと初回オーダー5,000円引らしいのですが、オーダー会だとその恩恵も受けられないという残念な仕組です。
営業協力なので仕方ない。
出来たのがこのスーツです。
1日着た後なのでシワがあります。
ジャケット
襟周りがシンプル。
ステッチなしの襟は初めてなので新鮮ですが、有料オプションもAMFステッチくらい入れれば良かったかなとも思います。
パンツ
1タック入りで裾幅をかなり絞ったテーパードキツめの作りです。
この辺を選べるのがオーダーの利点ですね。
生地
チャコールグレーの無地ですがちょっと表情がある冬っぽい織り方の生地です。
生地屋さんのネームすらありませんが、国産メーカーのウール100%とのことです。
秋冬用の厚手の生地なんですが、中に空洞でもある織り方なのか軽いです。
生地自体は気に入っています。
着るとこんな感じ。
正直期待していなかったのですが意外に気に入っています。
スーツカンパニーの既製品だと同価格帯でもスーパー120、本切羽、台場仕立てみたいな感じで至れり尽くせりなので、標準体型な私はスーツカンパニーで困らないのですが、生地が選べたりパンツの仕様を好みに出来るのがやはり良いですね。
これならリピートもありかなとも思えるレベルでした。